看護師は切迫早産(流産)リスクが高い。科学的根拠と休むための3つの具体策

まず先に、看護師(交代勤務あり)は妊娠しにくい職業とよく言われています。
しかし、多くの看護師は不妊治療をしながら、勤務をこなしますよね。

そして、妊娠しても夜勤をこなし、今までと同様に働く人が多いです。

でも、「皆がそうしてるのだから私もやるべき」と自分に言い聞かせるのは少し待ってください。
ここでは実際の統計、エビデンスをもとに看護師としての労働が妊娠にどのような影響を及ぼすのかをまとめます。
※ここでの「看護師」は不規則交代(夜勤と日勤)を繰り返す方になります。

看護師は妊娠しにくい?

看護師は切迫流産率が高い
まず、最初に看護師として夜勤業務もこなしている場合、一般的な職業と比較し、80%も妊娠しにくい状況であるという論文があります。

これはイギリスの国立サウサンプトン大学のリンデンストッカー博士が2013年にまとめたものです。

参考(英)mail online

また同論文内の10万人以上の女性を対象にした追跡調査では、交代勤務をする女性は生理周期が乱れやすくなると指摘しています。

これらの原因として考えられるのが不規則勤務による、ホルモンバランスの変化、体内時計の混乱、睡眠不足。この3つが影響して、妊娠しにくくなっているのではないかとあります。

ただし、これらは未だ推測の段階。食生活が乱れている、運動不足など他の要因を全て排除できないため、「現時点では、仕事を変えることで生殖転帰が改善されるという証拠はありません。」としています。

今後も研究が続けられる予定となっています。

看護師は切迫流産になりやすい

看護師は妊娠中にも不調を起こしやすい職業とされています。

2016年2月24日、全国労働組合総連合(全労連)が5年に1回行っている調査結果で、働く女性の4人に1人は流産の経験があると発表されました。

以下に発表された詳しいデータをまとめます。

調査期間:2015年4月~7月
対象女性:働く女性2909人
対象地区:全国
正社員:82.9%
非正規雇用:16.0%

【調査結果】

  • 流産経験のある女性4人に1人=23.2%
  • 切迫流産・切迫早産を経験=27.5%
  • 切迫流産・切迫早産を経験した職業で最多=看護師で37.4%

このデータを見る限り、看護師という仕事は切迫流産・切迫早産を引き起こすリスクが高いと考えます。

ただし、このデータも労働条件以外の要素は分かりません。肥満、年齢、食生活、運動量など、妊娠に影響を及ぼすものは他にもあります。

このデータだけを鵜呑みにするのはおすすめしませんが、このようなデータがあるということは知っておくべきだと思います。

なぜ看護師は妊娠しにくく、流産リスクが高いのか

妊娠が分かったら夜勤免除申請をしよう
上記でも紹介した論文、国立サウサンプトン大学のリンデンストッカー博士が2013年にまとめた中に、不規則交代の仕事をする女性の29%は流産をしやすいとあります。

この理由として挙げられているのが「ホルモンバランスの変化、体内時計の混乱、睡眠不足」です。

このほかにも生理不順、不妊症なども上記の3つの影響の可能性を示唆しており、これは看護師という職業にも当てはまると考えられます。

看護師の切迫流産・早産のリスクを減らす対策

もし、妊娠しにくいとされる中、晴れて妊娠に至った場合、お腹の中の赤ちゃんを守るためにできることを3つご紹介します。

夜勤免除を申請する

労働基準法(第66条妊産婦への時間外労働、休日労働、深夜業の禁止)ならびに育児・介護休業法により、妊娠が分かった場合の夜勤免除は法律で認められているものです。

ただ、これらの法律は「妊婦が請求した場合においては」というもの。
人手不足の環境、これまで妊娠をしたからと言って夜勤免除を申請した人はいなかったなどの慣例により、夜勤免除を言い出しにくい職場もあると思います。

忙しい職場環境で夜勤免除を言い出しにくいこともあるかと思います。

しかし、お腹の中の赤ちゃんを守れるのはあなただけだということを心に留めてくださいね。

対策2.母性健康管理指導事項連絡カードを提出する

母性健康管理指導事項連絡カード

参照:厚生労働省委託 母性健康管理サイト

妊娠が分かり、つわりや体調不良などが起きた際、「母性健康管理指導事項連絡カード」を主治医に作成してもらいましょう。

職場に提出することで、「勤務時間短縮」「負担の大きい作業を避ける」「休憩時間の延長」「通勤時間をずらす」などの措置がスムーズに取れるようになります。

実際に、切迫流産・早産になっていない場合で、軽度な体調不良であってもこのカードなら書いてもらいやすいため、少しでも体調が悪いと感じたら早めに主治医に依頼するようにしましょう。

本格的に体調が悪くなった場合や、切迫流産・早産になった場合には休職措置も可能です。このカードは診断書と同じ扱いです。

対策3.周りのスタッフの理解が得られないなら転職を考える

過信している看護師は多い

病棟勤務していると必ずと言っていいほど看護師の「妊娠武勇伝」は存在します。

「産休ギリギリまで夜勤を月9回やっていた」
「大きなお腹で病棟を走り回って、まわりに逆に心配された」

などなど。
この先輩武勇伝が身動きできなくしてしまうことを知っておくべきです。

職場の理解が得られないと感じたら早めに転職を視野に入れましょう。妊娠中の転職は難しいですが、産後であれば受け入れ可能な病院やクリニックはあります。

このような転職を視野に入れた動きは、ハローワークよりも転職エージェントを利用した方がおすすめ。
経験のあるコンサルタントが退職から再就職までを親身にサポートしてくれます。

看護師は転職に有利な資格職です

なるべく座りましょう

資格職である看護師は転職に強い職種です。

妊娠中に仕事を辞めたらキャリアアップできないと脅される、という話を耳にすることもありますが、そこに不安を感じているのであれば、退職前に転職エージェントに登録することをおすすめします。

妊娠をきっかけに退職し転職する看護師は少なくありません。

今の職場が果たしてブラックの要素はないかどうかなども相談している中でコンサルタントから客観的な意見をもらえることもあります。

妊娠し、お腹で赤ちゃんを育てるだけで本当に大変です。これ以上身体的にも精神的にもストレスを抱え込まないよう、早めに対策を打つことをおすすめします。

 

 

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まめにゅー編集長

まめにゅー編集長

若い美女がやってる美容ブログは参考にならないので自分でまとめています。 元看護師→転職オタ。美容&美白オタ。 繰り返すいちご鼻持ちだけど改善マニア。何度も毛穴レスを体験。 5歳1歳の男の子のママ。もうすぐ40歳w
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